Vol.383 2023.7.11

音楽・美術の旅 メールニュース
 
Column

動きはじめたプロジェクト その3

エアチケットの高騰が日本へ長く留まることになる本筋となることはないが、やはり簡単に往来できる状況ではなくなってきている。実家のことはあまり根を詰めることなく自然の流れの中でできることであるし、やはりここにいながらできることを考えていかなければならない。
昨年から考えていたことがある。招へいコンサート企画のリニューアルである。

イタリア人のアーティストを日本へ伴いながらコンサートを行っているということはこれまでにもすでにお伝えしてきたと思う。さて、最初はいつだっただろうか。

2007年、もちろん自主公演とはいかないが、イタリア人のオペラ歌手3人とともに日本へやってきてミューザ川崎のシンフォニックホールでオーケストラによるオペラ・ガラコンサートのアテンダーを務めたのがはじめてだっただろうか。アーティストも自分で選別したわけではなく、帯同通訳としてやってほしいというものだったと記憶している。ただアーティストたちとよい関係を築けたこと、コンサートの出来がよく自分の中に深く刻まれたこともあって、実務的というよりは感情に流されながらも、このような事業を進めていくことが自分にとって相応しいのではないかと考えはじめたのである。

仕事柄、イタリア中の歌劇場を巡り、音楽ホールを転々と廻っていたこともありオペラをはじめとする音楽に触れる機会はおそらく少なくなかった。時として記事に起こすために出演するアーティストたちの中に潜り込んで生の声を聞くことも常であった。

愛好家というよりはマニア色の強い自分であるから、音への拘りは半端ではない。音というかやはり音楽のつくりが重要である。アーティストが舞台にどのような音楽を描くか、幾人かが集うことでどのようなアンサンブルが生まれるのか。簡単に言葉では表現することのできない感覚的な尺度が自分自身の目安となる。

こころがシンクロしたならば迷わず終演後の楽屋にアーティストを訪ねては言葉を交わす。ただただ「ブラボーだった!」と手を差し延べることがあれば、感動した時はこころにある美辞麗句を並べながらプチインタビューをしたりする。そして身震いしたりすると「日本へ行ってコンサートしてみない?」と誘ったりもする。もちろんアーティストがすでに日本で有名であればそのようなアプローチをすることはないが。

これまでにいったい何人くらいのアーティストとともに日本へ渡り、コンサートをしてきただろう。好きな音楽を奏でてくれる選りすぐりの音楽家ばかりなので、宝物を帯同するようなものである。これまで単独に行ってきたコンサート企画をこの2023年より新たに進化させてみたのである。

堂満尚樹(音楽ライター)
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発表!年末年始ウィーンの旅

〈別途手配〉ウィーン・フィルニューイヤー
コンサート鑑賞、優雅な年末年始をゆったりと
お過ごしいただける5ツ星ホテル滞在
12月28日~1月4日(大阪発)
12月29日~1月4日(東京発)

ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート鑑賞と、ウィーンの5ツ星ホテルでゆったりと優雅にお過ごしいただく年末恒例のツアーが発表となりました。2024年の指揮者はバイロイト音楽祭、ウィーン・フィル、ミュンヘン・フィル、シュターツカペレ・ドレスデンなどで活躍するドイツ生まれの実力派、クリスティアン・ティーレマン。2019年に続き2度目の登場です。
シェーンブルン宮殿、美術史博物館、ウィーン少年合唱団がミサに入るウィーン王宮礼拝堂の日曜ミサ、ベートーヴェンゆかりのハイリゲンシュタット遺書の家など、観光も充実しております。ご希望者には、ウィーン国立歌劇場やコンツェルトハウスでの鑑賞チケットの手配も承ります。

【利用ホテル】
インターコンチネンタル、インペリアル
【利用航空会社】
ルフトハンザドイツ航空、日本航空、フィンランド航空
【旅行代金(総額)】 
1,890,000~2,950,000円(2名1室利用お1人様あたり)

詳しいご案内は音楽ツアーデスクまでお問合せください。

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